英語指導と文法指導

 動機づけ研究とはあまり関係ないことだけど、最近思っていることと、id:ownricefieldさんのブログに書かれていたことがぴったり合致して、「そうだよね〜」と感動したので、記しておく。M大で「ライティング」を教えているのだが、テキストは一応、1UNITごとにターゲットとなる文法構造があって、まずはそれを解説して、その構造なり構文なりを意識した英文を書かせることとなる。だけど、生徒に、「自分が言いたいこと」「意味内容中心な英語」を書いてほしいと思っている私としては、テキストでターゲットとして扱った構造や構文を扱いつつ、どうやってそれを実際のライティングに活かして行くかが、難しいところ。と、感じていた。
 で、ownricefieldさんのブログですが、教師が「基礎としての英文法が、学習者が英語を運用していくときにどう活かされるのか、または文法学習を経ると学習者は何ができるようになるのか、ということを具体的に認識し、学習者に伝える」ことを意識することが大事だ、と書かれていた。そうだよね〜、そうなんだよね〜と、納得。文法を教えることは、別に悪いことじゃない。無意味でも無駄でもない。大事なことである。が、しかし、何のために文法知識を習得しているのか、それをどうやって実践に活かすか、を教師と生徒の両方が認識することが、もっともっと大切なのだ。ownricefieldさんのブログは、私のブログとは違って、とても系統立てて英語教育をexamineしている、非常にためになるブログであーる。