2006-01-01から1年間の記事一覧

Hase et al (2005)

Hase, Hotta, Sano, & Ushiro. 2005. Teaching Reading without Japanese Translation. 英語授業研究会紀要 第14号 2005 訳読の弊害を述べた上で、代替わり案として「平易な英語での言い換え」(パラフレージング)を提案する。パラフレージングの持つ利点の…

外国語学習者の動機づけを高める理論と実践

廣森友人(2006)多賀出版.これは面白そう。買ってみたい気もするが、高い。図書館にリクエストしてみようか・・・。

Burden, 2005.

The castor oil effect: Learner beliefs about the enjoyment and usefulness of classroom activities and the effects on student motivation. The language teacher 29.10. October, 2005 学生が「楽しい」「usefulだ」と感じる活動は何か?を質問紙で探…

McCombs, 2001

[学習者中心]McCombs. 2001. What Do We Know About Learners and Learning? The Leaner-Centered Framework: Bringing the Educational System into Balance. educational HORIZONS. Spring, 2001. pp.182-193. この人、学習者中心の教育を唱えている人。「…

Beppu, 2003.

大学入試が高校英語教育に対して与える影響, KATE Bulletin, Vol.17 (関東甲信越英語教育学会研究紀要) 大学入試が高校英語教育にどの様な影響を与えているかを実証研究。45人の教員をインタビュー調査(でも実質、質問紙調査)。「英文和訳をやらなければ…

Kitano et al (1995)

Kitano, Kitano, Nozawa, & Yamamoto, 1995. Teaching English in Japan. in English Teaching: Theory, Research, and Practice. Tokyo: Eichosya. 日本の英語教育の現状を紹介した章。小・中・高・大学での英語教育の現状に加え、教師教育、英会話学校、社…

Asaoka, 2003.

Student Teachers’ Perception of Pre-service Teacher Training JACET Bulletin No. 37. 教育実習期間中の、5人の教育実習生のperceptionを、彼らのジャーナルとインタビューを通して分析したもの。日本の教師教育の不備とその改善策などもあり。

金谷, 2004 和訳先渡し授業の試み

去年の今頃、参加した語研のワークショップでお話をしてくださった金谷先生の本。遅ればせながら読んでみた。「和訳先渡し」というちょっと刺激的な語が先走りしているけど、なんのことはない、和訳をしないで空いた時間に何をするか、が問題なのよね。でも…

Kumaravadivelu, 2001

Toward a Postmethod Pedagogy, TESOL Q 35(4). 537-560 今後の外国語教育のあり方について、深い議論がなされている論文。学習者・教師・教師教育をする人(teacher educator)のレベルにわけて論じているが、なかでもteacher educatorに課せられた今後の課…

教員の過去5年の研修参加の経験について、アンケートした結果について、私立と公立で差があるを調べたい。っていう時は、カイ二乗検定(カイ二乗分布を利用した母比率の差の検定、または独立性の検定)でよいのだろうか?誰か知ってたら教えてください。 私…

修論のfirst draftが、resultあたりまで進むと、なんとなく終わりが見えてきた。が、これがちっとも嬉しくない。なぜって、「なんだか薄っぺらい面白くない研究だなぁ」としか言いようのないresult & discussionになりそうだから。あー、つまらん。情けない…

クロンバッハα

信頼性係数は出さないことにしようと思う。カテゴリーごとにまとめたとき、ロジックに考えて線を引いたカテゴリー分類にしたがって信頼性係数を出すと非常に低いカテゴリーができてしまう。2項目しかないカテゴリーや、寄せ集め的(そのほかってこと)カテゴ…

Z-diffのだし方

Dornyei & Csizer (1998)のZ-diffのだし方が分からず悪戦苦闘していたのだけど、今日分かった。忘れない様に記入しておく。 1.それぞれのストラテジーの平均をだす。2.それぞれのストラテジー(50項目)の平均(つまり50個ある数値)を、それぞれ平均がO…

The Effect of Teaching Spoken Arabic on Students' Attitudes and Motivation in Islearl in MLJ 88 ii 217-22 イスラエルのユダヤ語母語話者のアラビア語を教えることは非常に困難(否定的なステレオタイプや偏見があるため)で、学習者の中にはモチベー…

Developing a Motivational Teaching Practice in EFL Teachers in Slovakia: Challenges of Promoting Teacher Change in EFL Context. in TESL-EJ, Vol.10, No.2 Sep. 20.生徒の動機付けを高める様な授業を教師にしてもらうために、それ専門の研修を行った…

Teacher Cognition in Language Teachingカナダの高等教育機関で外国語を教える教師8人をethnographicに調査した研究に基づいてかかれた本。 Chap3.An ethno-cognitive model of language teachers’ decision-making 教師のdecision-making processを扱う…

Honna & Takeshita, 2005

English Language Teaching in Japan: Policy Plans and thier Implementation in RELC Journal 36:3日本の英語教育のおかれた現状、特に文部科学省の方針(2001年にだされた「英語が使える日本人の育成」の通達?の説明など)を論じている。小学校英語に関…

ドルネイの十戒は、私のデータと同じような結果(ゴールセオリーを教師は重視してない)がでてたので、discussionで引用すること Gorshは、教師教育の不備を指摘している点が使える

データ入力しながら、いろいろなことが頭の中を駆け巡る。記録しておいた方がいいと思うので、ここに徒然ではあるけれど、書きなぐっておく。 回答の仕方にバラエティがあることと関連して……。「教える内容」は学習指導要領で決められているし、ある程度教科…

毎日10部ずつをノルマにデータ入力をしているけど、意外に時間がかかる。今日はやっと70部まで言った。回収の方は、136まで伸びているので、やっと半分ということか〜。入力していて、いろいろと気づいたことがある。 ①回答の仕方に思ったより、バラエティ(…

とりあえず、PartIの順位付けデータをエクセルに入れ始める。順位付けデータの場合、統計処理はどの様にするのが最も良いのだろうか。とりあえず、1位=3点、2位=2点、3位=1点、と得点づけして、合計点を出してみる。ただし、これではデータの語っていること…

欠損値の扱いをどうするか?とりあえず「99」と設定。しかし、SPSSを使い慣れていないので、データ入力にやたら時間がかかる。小数点以下の設定を直したり、欠損値を設定したりしていたら、アッという間に2時間たった。データは現在のところ、めでたく(?)…

随分と更新が途絶えてしまっていたけど、別に死んだわけではなく、研究をしていないわけでもなく、ただ修論用の文献をあまり読んでいなかっただけです(←誰に言い訳してるの?)。読みためていたものを整理して、ouputしていたというか……。やっと論文のoutli…

Richard, J. C., Tung, P., and Ng, P. 1992.

The Culture of the English Language Teacher: A Hong Kong Example RELC Journal Vol.23 No. 1. 1992質問紙と面接調査で、香港の英語教師の信条を調査。主に、以下の5つの点を聞いた。結果とともに。 ①教師がESLカリキュラムをどの様にみているか。たとえ…

Simon Borg, 2003

Teacher cognition in language learning: A review research on what language teachers think, know, believe, and do. Language Teaching, 36, 81-109教師のcognition(信条や知識、考えなど)に関する広範な文献レビュー。特に、cognitionと①自分の受け…

Peacock, 2001

Pre-service ESL teachers’ beliefs about second language learning: a longitudinal study. System 29: 177-195 英語教師を目指すESL teacher courseの学生146人の言語学習に関するビリーフの移り代わりを調べた研究。RQは、①trainee ESL teacherとexpe…

Basturkmen, Loewen, Ellis. 2004

Teacher’s Stated Beliefs about Incidental Focus on Form and their Classroom. Applied Linguistics 25. communicative teachingにおけるfocus on formに関して、英語教師のstated beliefと実際のbehaviorを比べて みた研究。特に、あらかじめどんな文法…

Kern, 1995.

Students’ and Teacher’s Belief About Language Learning. Foreign Language Annals, 28-1. 生徒のビリーフと教師のビリーフの比較。特に、①1980年代半ばの U of Texasの学生と、90年代後半の UC Berkleyの学生のビリーフに違いはあるか? ②バークレーの学…

Kennedy, C. & Kennedy, J. 1996.

Teacher attitudes and change implementation. System 24:3. attitudeと実際のbehaviorの間のギャップを、Ajzenのsubjective normとperceived behavioral controlの理論に基づき説明している。例として、イギリスの「ゴミのリサイクル」に関する例と、とあ…

Liao, Po-Sen & Chiang, Mei-Yen. 2003

The study of students’ and their teachers’ beliefs about English learning. 2003 International Conference on English Teaching and Learning in the Republic of China 台湾の大学生英語学習者とその教師の英語学習に関するビリーフを、BALLIを用いて…