Hyland, Chap. 4

続き・・・Chap.4 Texts and materials in the writing class
materials(教材)は、ライティングの核の部分を占める要素の一つであるので、materialsが学習者のprofile, ゴール、教師の信条と合致しているものかどうか、そしてどうやったらmaterialを最大限に活用することができるか、またいかに良いmaterialを作れるか、などに気を配ること!
The role of materials in the writing class:materialの持つ役割は、学習者に目標言語の形式的・修辞的サンプルを示すこと。また、そのジャンルで適切である書き方・内容の模範例ともなる。学習者は、この様なものを参考に書くことになる。さらに、学習者が書くにあたって、stimulusの役割も果たす。例えば、様々なジャンルのテキストを学習者に提示することにより、学習者は「この分野ではこういう書き方をするんだ」というgenre based writingの雰囲気をつかむ(consciousness raising activitiesなどをして学習者の意識向上をはかってもいい)。これら、materialの果たす役割は多彩なので、このmaterialにはどんな役割を果たすことができるか、に注意して役割に応じたmaterialsを選ぶこと。
Materials and authenticity:authenticなmaterialがいいことはいけれど、「本物」ではやはり学習者のレベルを考慮すると、難しすぎることがある。そういう時は、教師がそれをsimplifyするのだけれど、語彙や文法構造を変えてsimplifyすると、テキストが本来持っていたジャンルの特徴、面白み、リッチな内容などを殺してしまう可能性が大きい。本物のテキストと、学習用のテキスト、どちらをどれくらいの比重でいつ使うかは、コースの目標、何のために使うか、などを考慮しながら、教師が判断すべき。学習者の負担にならにように!
Selecting & assessing text books:教科書を選ぶ際のチェックポイントはp. 97-98。いったん教科書を選んだら、足りない点などは自分で補足(または不必要な部分を割愛)する。自分でテキストを作る場合の指南は、p.101-103にあり。